マラルメ自身が所有していたSarah Helen Whitman夫人の肖像版画。マラルメの自筆署名入り。ローマ街の自宅住所の署名があります。Sarah Helen Whitman夫人はマラルメが敬愛するエドガー・アラン・ポーの理想の女性として、又詩人として、エッセイストとして非常に高名な文学者。実際に、ポーの有名な詩編『To Helen』はポーが彼女のために書いた。夫人はマラルメ本人とも交流があり、マラルメの「エドガー・ポーの墓」の英訳をマラルメに申し入れている。本版画自体は130年前の作品とはとても思えない程の極美な状態です。