あと15年で100年経過すると思われます。
LOW BEAT 。
最近は歳のせいで針が見えなくなってきました。
時計好きな知り合いより10年以上前に譲って頂き、大切に所持してきましたが、どなたか価値の分かる方、宜しくお願い致します。
文字盤はブラックミラー、光の加減でスポットが確認できますが年代の割には程度は良い方かと思います。
時差確認のため普段使いで使用しましたが12時間でほぼ狂いもなく動作しておりました。
風防はプラスチックで擦れ程度の傷がありますが研磨で除去できるかと思います。
ストップ機能は、4時位置でスタート、ストップ。2時位置でリセットするモデルです。18,000振動　17石。
裏蓋には2ヶ所打傷があります。
OHは購入後しておりませんので落札者様にて宜しくお願い致します。
ベルトについても良いものと交換前提としてお考えください。
それでは宜しくお願い致します。

以下、ギャレットについて。
※転載
1466年、ハンバータス・ギャレットを起源として、クロノグラフメーカーとして世界に名を馳せてきた”ギャレット”。1702年には、フィリップ・ギャレット、ブーヴィエ・ギャレットらが既にジュネーブで、唯一の宝飾店を営み、その後もギャレット一族は、栄華を極め、1883年には、年100000個を生産する巨大マニュファクチュールとしてその名を確固たるものとして世界に名を馳せた。1995年には、アメリカで最初の腕時計として紹介され、1914年にはベルンの国立天文台、1917年にはヌーシャテルのカントン天文台で一位を獲得し、第一次世界大戦ではイギリス空軍に供給するなど、この頃からミリタリーとしての地位も不動のものとしていった。当然、第二次世界大戦では、ストップウオッチ、そして時計も100000個以上、アメリカ、カナダ、イギリスに軍用として提供し、その戦争という現実が世界初の防水クロノグラフ”伝説マルチクロン”を1936年誕生させるきっかけとなったわけだが、そのマルチクロンもある一つの幻と言われるクロノグラフが存在しなければ、その伝説も語られることはなかった

“デュオダイアル”レギュレータークロノグラフ /ヴィーナスCAL.140搭載…..

1927年に誕生した幻と言われるその様相は、今回ご紹介する正真正銘のダイアルも当時の完全オリジナルの年輪を語り続けるとおり、経年のヤケがダイアル全体に綺麗に広がっているではないか。アップダウンの上部に位置するインダイアルは、通常の時、分針をスモールインダイアルで表現し、下部のインダイアルは、30分積算計を示す。当然、センターに位置する長針は、クロノグラフの秒積算計を示す。そう、それは当時、エボーシュメーカーとして1924年に創業”ヴィーナス社”と共同で開発したと言われる伝説”Cal.140”の世界が広がっていた。当初はワンプッシュクロノグラフとして開発されたが、1930年代に入り、2時位置にリセットボタンが装備された。このギャレットのストップウオッチメーカーでもあった経験と技術が、後の”ヴィーナス社”に影響を及ぼしたのは言うまでもない。そんな伝説”140キャリ”は、その独特な2/3ブリッジにクロノグラフ機構をすべて隠し、その全貌をシークレットな美しさとして、その2/3ブリッジにコート・ド・ジュネーブを装飾するなど、当時のキャレット、ヴィーナスのこのキャリバーに対しての思いがそこからも伝わってこよう。わざわざクロノグラフの機械に装飾を施すのは、ヴィーナス、バルジュも含め、この”140キャリ”以外存在しない。当然、そのレア故に現在でもクロノグラフコレクターからも熱い支持を受けている。