この言い草は、某がスナックで、「この後はどちらに向かわれるんですか？」と尋ねられた時に、必ず使う「十八番（おはこ）」です。すると、決まって、「かっこいい～」という言葉が返ってきます。そして、その後、決まって言うのが、「もし、また、会いたくなったら、風に向かって大声で名前を呼びな。そしたら、すっとんできてやるから・・・・・」というセリフです。これは、映画「男はつらいよ」の寅さん直伝のセリフです（笑）。

 旅をする時、新幹線や特急列車は良くないですね。寅さん曰はく、「特急列車は、少しの時間しか乗れないし、景色も良く見えないのに高い・・・・・。それに対して、鈍行列車は、たくさんの時間、列車に乗っていられるし、景色も良く見られるのに安い・・・・・。おかしなことだなあ」との事ですが、言われてみれば、確かにそうです。しかし、鈍行列車の何よりの楽しみは、特急列車のような目に見えない壁が乗客同士の間にないので、一度に、何十人もの人間観察ができるところです。部活帰りの高校生、どこかの大学・短大の学生さん、老若男女の勤め人、土着の爺さんばあさん、定年退職後、暇を持て余して旅に出かけた老人トラベラー、あっ、自分自身の事か・・・・・（笑）。鉄道マニアの青年や中年といった感じで、実にさまざまな種類の人々が、同じ車両に乗り合わせております。また、耳を澄ますと、いろいろな乗客たちの話が聞こえてきます。学校の先生や先輩後輩同級生の話、仕事の話、孫や子供の話などなど・・・・・。子供のころ、こたつに入って寝たふりをしながら、大人たちの会話を聞くのが好きでしたが、それと相通ずるものがあるのかもしれませんねえ・・・・・（笑）。

 さて、今回、皆様にご紹介する商品ですが、ピンクオレンジ系のトップランクのインペリアルトパーズです。これが売れてしまえば、もう、二度と、手に入ることは無いと言い切れるぐらい、ハイクラスのピンクオレンジ系でございます。ご存知かどうかわかりませんが、海外では、日本円が一人負けしている状態です。日本円だけが、弱いんです。おそらく、今現在ですら、日本円の価値は、コロナ前の３分の２ぐらいになっております。１ドル２００円時代が到来すれば、日本円の価値が、コロナ前の２分の１ぐらいになります。宝石はドルが基準となる為、コロナ前と同じ値段という訳にはいきませんが、本来、カラット４０００ドルが国際相場であるところを、カラット３０００ドルで計算しておりますので、これでも、かなりお安くご購入できるようになっております。ちなみに、もしも、４０００ドルで計算すれば、ほぼ８０万円の価格になります。東京の御徒町などですと、このトップランクのピンクオレンジ系インペリアルトパーズは、２ct台のものが、２００万円台でした。まあ、商売主眼でやるとするならば、それぐらいの値札になるだろうなとは思います。むしろ、それでも、良心的かもしれません。当方の場合は、仕入れた時期が違うのと商売主眼ではありませんので、特別な価格で出品させて頂いております。

 しかし、これだけ、円の価値そのものが下がってしまったならば、特に高級品・特選品は、お値段を１．５倍ぐらいに改定していかなければならない時期が到来しているのかもしれません（苦笑）。どうしたらいいのかを風にでも聞いてみようかなあ・・・・・（笑）。